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コードリールを巻いたまま使える電流は、製品ごとに決まっています。今回比較する4機種は全巻時4A・5A・7A。100Vで単純計算すると、それぞれ400W・500W・700Wが目安です。
ただし、交流機器は力率などによって消費電力だけから電流を判断できません。接続する機器の取扱説明書と、コードリールの定格を確認しましょう。
この記事でわかること
- 全巻4A・5A・7Aを100Vで使うときのW数の目安
- コードを巻いた状態と全部引き出した状態の違い
- ハタヤ・日動工業の4機種の定格と装備
- 屋内・屋外など、用途に合った製品の選び方
- 複数の機器をつなぐときの注意点
「全巻」と「全延」の違い
全巻はコードを巻いたまま、全延はコードをすべて引き出した状態です。 コードを巻くと熱がこもりやすくなるため、全巻時と全延時では使える電流が異なります。
今回比較する日動工業の2機種は、全延時15Aに対して、全巻時はそれぞれ7Aと4Aです。ハタヤの2機種は、メーカー公式ページで全延時の定格電流を確認できていません。
また、コンセント部の「15A 125V」という表示は、巻いたままリール全体で15A使えるという意味ではありません。全巻時と全延時それぞれの定格を確認しましょう。
ハタヤ・日動工業4製品の比較
巻いたままの定格は、A-15とSS-20PLが5A、NNP-204Fが7A、SD-24Pが4Aです。
← 横にスクロールして比べられます →
| 製品・型式 | ハタヤ ブルーエースリール A-15 | ハタヤ サンデーレインボーリール SS-20PL | 日動工業 NNP-204F | 日動工業 でんぴかリール SD-24P |
|---|---|---|---|---|
| コード長 | 15m | 20m | 20m | 20m |
| 全巻 | 5A | 5A | 7A | 4A |
| 全延 | 未確認 | 未確認 | 15A | 15A |
| 用途 | 屋内用 | 屋外用防雨型 | 屋内用 | 屋内用 |
| 接地 | なし | なし | なし | なし |
| 漏電遮断器・温度センサー | ともになし | ともになし | ともになし | ともになし |
4機種とも2Pコンセントを4個備えています。SS-20PLは防雨型ですが、接続するプラグや機器にも屋外で使える条件が必要です。
日動工業のメーカー標準価格は、NNP-204Fが30,600円、SD-24Pが25,800円です(いずれも税別)。SD-24Pは在庫限りで販売終了予定、後継機種なしと案内されています。価格・在庫は変動します。
巻いたまま何Wまで?100Vでの目安
100Vで単純計算すると、全巻4Aは400W、5Aは500W、7Aは700Wが目安です。
| 使用状態の定格電流 | 100Vでの単純計算 |
|---|---|
| 4A | 約400W |
| 5A | 約500W |
| 7A | 約700W |
| 15A | 約1,500W |
この表は「100V×電流」で計算した目安です。交流機器は力率などにより、表示された消費電力だけから電流を判断できません。突入電流、長時間使用時の発熱、電圧降下、電源回路などの条件も確認が必要です。
接続する機器の取扱説明書に延長コードの使用を避けるよう記載がある場合は、その指示を優先しましょう。
条件別の選び方
屋内か屋外か、必要なコードの長さ、全巻時の定格で選びましょう。
| 条件 | 候補 | 選ぶときの確認点 |
|---|---|---|
| 屋内で15mのコードが必要 | ハタヤ A-15 | 全巻5A。全延時の定格はメーカーに確認 |
| 屋外で防雨型が必要 | ハタヤ SS-20PL | 全巻5A。接続するプラグ・機器側の防水条件も確認 |
| 屋内で全巻7Aの製品を探している | 日動工業 NNP-204F | 全延時は15A。接続機器の電流や使用条件も確認 |
| 屋内で全巻4A・全延15Aの製品を検討 | 日動工業 SD-24P | 在庫限りで販売終了予定。購入前に販売状況を確認 |
接地や漏電遮断器が必要な用途には、上の4機種以外から、必要な装備を備えた製品を選びましょう。
安全に使うための確認点
接続する機器の合計電流を、全巻・全延それぞれの定格以内に収めましょう。 複数のコンセント口を使う場合も、1口ごとではなくリール全体の合計で確認します。
焦げ、異臭、コードの傷がある場合は使用を中止します。プラグのほこりや被覆の傷も、使う前に確認しましょう。
NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2019〜2023年の5年間に、テーブルタップ・延長コードなどの配線器具で火災事故が126件発生しました。これはコードリールだけの件数ではありません。NITEは、巻いたままのコードリールに許容を超える負荷をかけた発火再現実験も案内しています。
よくある質問
Q. 全巻5Aなら、消費電力500Wの家電を使えますか?
A. 500Wは100V×5Aの単純計算です。交流機器は力率などによって消費電力だけから電流を判断できません。機器の取扱説明書と電流、コードリールの使用条件を確認しましょう。
Q. 全延15Aなら、巻いたままでも15A使えますか?
A. 使えません。全延15Aはコードを全部引き出した状態の値です。たとえばNNP-204Fは全延15Aに対して全巻7A、SD-24Pは全延15Aに対して全巻4Aです。
公式出典
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