400Lくらいまでの片開きは8〜10月が買い時。11〜12月は出たばかりの新型が高いので、安さ重視なら避けます。 大型の観音開きは11〜1月が買い時。2〜4月の発売直後の新型は避け、その前モデルを狙います。 色を選びたいメーカー指定価格の商品は、新型発売の1〜2か月前から動くのが正解です。 私は家電売り場で、この順番で買い替えを案内しています。候補が決まったら、その系列の発売月を下の表で確かめましょう。

冷蔵庫の買い時カレンダー

表は、まだ冷蔵庫を使えていて、価格を重視して前モデルを選ぶ人向けです。◎は積極的に探す月、○は見積もりを取る月、△は新旧を見比べる月、×は発売直後の新型を安さ目的で買うのを避ける月です。

月 片開き・〜400Lの目安 観音開き・大型の目安
1月 △ 秋冬の新型と残っている旧型を比較 ◎ 初売りで前モデルを狙う
2月 △ 必要な容量と旧型の総額を比較 △ 新型発売が始まる。前モデルの残りを確認
3月 △ 新生活セールは型番をそろえて比較 × 新型の発売直後を避け、旧型を探す
4月 ○ 春更新の系列は前モデルを比較 × 春発売の新型は高い時期
5月 ○ 春夏更新の系列は旧型を確認 △ 新型と旧型の機能差を確認
6月 ○ 夏の商戦で候補を絞る ○ 前年型と当年型の総額を比較
7月 ○ 秋更新に向けて希望色を探す ○ 欲しい機能と価格を照合
8月 ◎ 前モデルの見積もりを取り始める ○ 年末まで待つか総額で判断
9月 ◎ 在庫があるうちに旧型を選ぶ ○ 予算に入る旧型があれば候補に
10月 ◎ 秋冬の新型が出る前に旧型を確保 ○ 年末の購入に向けて比較開始
11月 × 秋冬発売の新型は高い。旧型を優先 ◎ 年明けの更新前に前モデルを探す
12月 × 新型の年末セールより旧型の総額を見る ◎ 年末商戦と在庫整理が重なる時期

片開きは夏の終わりから秋、観音開きは年末年始と覚えると、探し始める月が決まります。ただし、次の発売表には春・夏更新の片開きもあるので、最後は型番の発売月に合わせて動きます。

各社の新型は何月に出ている?直近3年の発売例

一人暮らし向けの〜200Lは秋冬発売の例が多い

同じメーカーでも容量帯で発売時期が違います。まずは一人暮らし向けの小型から見てみましょう。表の空欄は、今回の公式資料で発売月を確認できなかった箇所です。

メーカー・代表系列 2024年 2025年 2026年
パナソニック B16C・156L — B16C3:11月下旬予定と案内 B16C4:11月26日予定
日立 RL-154・154L — — —
三菱電機 P・139〜146L — P15M:10月17日 P14N:10月
東芝 BS・153L W15BS:12月上旬 — —
シャープ D15/TD15・152L D15P:11月 TD15R:11月20日 —
AQUA 17・170L 17R:12月5日 — —

パナソニックとシャープには11月、東芝とAQUAには12月発売の例があります。だから小型を安く買うなら、新生活が始まる春だけに目を向けず、8〜10月から前モデルを探すのがおすすめです。

日立RL-154SAは公式の2022年発売モデルに載っているため、2024〜2026年の新型として数えていません。

300〜450Lの片開きは系列ごとの発売月を先に見る

この容量帯は、秋更新と春夏更新の両方があります。表のパナソニックはNR-C37、三菱電機はMR-C33のように、実際に探す系列を決めて読むと使いやすくなります。

メーカー・代表系列 2024年 2025年 2026年
パナソニック C37ES・365L ES1:10月下旬 ES2:7月 —
日立 V38・375L V38V:10月中旬 — —
三菱電機 C33・330L C33K:5月17日 C33M:5月23日 C33N:9月4日
東芝 SC・356L W36SC:10月 Y36SC:11月 —
シャープ X37・374L X370M:3月 — —
AQUA 36・362L 36R:8月22日 — —

売り場では「400Lくらいまでの片開きは基本的に11月に新型が出る」と案内しています。一方、前例ではC33が5月・9月、C37ESが7月・10月、AQUAの36Rが8月なので、この系列を指定して買う人は表の月より前から旧型を探しましょう。

たとえば7月更新の系列を10月まで待つと、新型が売り場の中心になっています。

450L以上の観音開きは年明け〜春の発売が中心

大型は冷蔵室の扉を左右に分けて開くフレンチドア、いわゆる観音開きの代表例です。AQUAは4ドア、ほかは6ドアの例を挙げています。

メーカー・代表系列 2024年 2025年 2026年
パナソニック HY・551L — F55HY2:4月下旬 F55HY3:4月下旬
日立 HW/HWC・617L HW62V:2月上旬 HWC62X:1月下旬 HWC62Y:2月中旬
三菱電機 WZ55・547L WZ55K:2月22日 WZ55M:1月24日 WZ55N:2月6日
東芝 FZS/XFS・600〜643L W600FZS:2月中旬 Y640XFS:4月中旬 A640XFS:2月中旬
シャープ MF55・545L MF55M:4月11日 MF55P:2月20日 MF55R:2月12日
AQUA TZA51/52・512〜515L TZA51P:4月4日 TZA51R:4月18日 TZA52A:4月17日

この表では1〜4月に発売が集まっています。だから大型は、その前の11〜1月に前モデルを探すと、新型が出る前の在庫整理と年末商戦・初売りを使えます。

日立のHWとHWC、東芝のFZSとXFSは各年の大型代表として並べているので、買うときは容量・扉・必要機能をそろえて比べます。

発売からどれくらい安くなる?4機種の価格履歴

価格.comの初値と日別表で読めた価格を比べると、発売後に約2〜4割下がった例がありました。初値は価格登録開始後のデータから計算された参考値です。

価格情報は2026年11月6日に取得したページの表示で、日別価格の日付は表内のとおりです。価格・在庫は変わります。

型番・扉・容量 初値と表示月 3か月後 6か月後 12か月後 読めた日別価格の最安値・月
MR-C33K-W・片開き330L 139,733円・2024年5月 — — — 82,280円・2026年8月7〜17日
MR-C33M-W・片開き330L 142,023円・2025年5月 — — — 81,499円・2026年10月2〜18日
NR-F55HY2-W・観音開き551L 316,800円・2025年4月 — — — 248,000円・2026年10月2〜31日
R-HWC62X(N)・観音開き617L 382,800円・2025年1月 — — — 249,780円・2026年8月16日

「—」は、その経過月の価格を今回読めなかった箇所です。右端も全期間の底値を示す欄ではなく、取得ページの日別表で読めた範囲を示しています。

同じ型番での下落額 初値からの下落率 次世代の発売月 日別表の安値は次世代発売の何か月前/後?
C33K:57,453円 約41.1% C33M:2025年5月 2026年8月=15か月後
C33M:60,524円 約42.6% C33N:2026年9月 2026年10月=1か月後
F55HY2:68,800円 約21.7% F55HY3:2026年4月 2026年10月=6か月後
HWC62X:133,020円 約34.7% HWC62Y:2026年2月 2026年8月=6か月後

月の差は「日別価格の年・月−次世代発売の年・月」で計算しています。4例はいずれも次世代が出た後の安値で、型落ちでも在庫が残れば購入候補になることが分かります。

ただ、C33Kは8月17日の82,280円が翌18日に92,000円へ上がっており、待ち続けると買う予定額が変わります。

希望色がある人はいつ動く?売り場で伝えていること

たとえば4月発売の系列を狙うなら、2〜3月には前モデルの希望色を探し始めます。メーカー指定価格と店の自由な値引きの商品では価格の動き方が違うので、値札の販売条件も店員に聞きましょう。

比較するときは、まず配送や引き取りを含めた支払額をそろえます。ポイントは次に買う予定がある分を目安に見ると、使わないポイントのために予算を増やさずに済みます。

店頭では「同じ型番、同じ色で、この配送先への設置と古い冷蔵庫の回収まで含めてください」と伝えると、比較できる見積もりになります。値札だけを写真に撮るより、配送日と保証内容も書いてもらう方が、家で決めやすくなります。

型落ちを買うときに見るのは色・扉・搬入の3点

見るもの 買う前に確かめること 店頭で伝えること
色 型番末尾まで一致しているか。新品か展示品か 「この色の新品を希望します」
扉の向き 右開き・左開き・左右付け替え・観音開きのどれか 「冷蔵庫のこちら側に壁があります」
搬入 設置場所と通路、階段、エレベーター、扉を開く空間 「この経路でこの日に設置できますか」

色違いを探すときは、型番の最後まで写した値札を残しましょう。片開きの左右違いも別の注文品になるので、安い方の型番をそのまま注文する前に、壁や調理台との位置を照合します。

玄関から台所までの通路や曲がり角、階段、エレベーターの写真と寸法を店に伝え、不安がある経路は下見を頼みます。

本体以外のお金はいくら見ればよい?

買い替えの予算は、本体代に配送・設置、古い冷蔵庫の回収、必要なら延長保証を足して考えます。古い冷蔵庫のリサイクル料金は、買う冷蔵庫の容量ではなく、引き取ってもらう方のメーカーと容量で決まります。

項目 見積もりで確認する内容
配送・標準設置 無料の対象地域、階数、設置作業の範囲、希望日の空き
追加搬入 階段作業、吊り上げ、下見などの料金と発生条件
リサイクル料金 RKC掲載のパナソニックの例は170L以下3,740円、171L以上4,730円。いずれも税込
収集運搬料金 古い冷蔵庫を引き取って運ぶ費用。リサイクル料金と別に確認
延長保証 料金、保証年数、対象部品、出張費、修理上限、免責条件

たとえば古いパナソニック製の330Lを引き取ってもらう場合、リサイクル料金は「171L以上」の4,730円です。そこへ購入店の収集運搬料金を足すので、「リサイクル料金込み」なのか「回収費用がすべて込み」なのかを見積書で確かめます。

延長保証は年数に加え、出張費や修理の上限まで見ると、故障時の自己負担を比べられます。

よくある質問

冷蔵庫は決算の3月と年末年始のどちらが安い?

大型の前モデルを狙うなら、私は年末年始を先に勧めます。 日立・三菱電機・シャープには1〜2月の発売例があり、3月に入る前から新旧の切り替えが進むためです。パナソニックHYやAQUAの大型TZAのように4月更新の系列は、2〜3月の前モデルも比較してください。片開きは8〜10月を基本に、候補系列の発売月を優先します。

2026年11月の今なら何を探せばよい?

大型の観音開きの前モデルから探します。 予算と置ける寸法を決めたら、同じメーカー・近い容量の新旧を見積もってもらいましょう。片開きが必要なら、秋冬の新型だけでなく、今回の表の春夏発売機や残っている旧型も候補に入れます。使いたい日が決まっている人は、その日の設置を含めて店に相談してください。

新型が出た後まで待つともっと安く買える?

色や機種を絞らずに探せる人には、発売後の旧型も狙い目です。 価格表のC33Mは次世代発売の1か月後に81,499円、HY2は6か月後に248,000円の日別表示がありました。欲しい色が決まっている人は、売り場メモのとおり、新型発売前から在庫を探します。値段と同時に、選べる色がいくつ残っているかも聞いてみてください。

型落ちと新型で電気代は大きく違う?

公式仕様の年間消費電力量を並べて判断します。 候補のkWhを見比べ、冷凍室や自動製氷など毎日使う機能の差も確認しましょう。購入価格の差を電気代で取り戻したい人は、購入価格の差を年間の節約額で割って、何年かかるかを計算します。

今の冷蔵庫が冷えないときも買い時まで待つ?

冷えが悪いときは、買い時を待たずに修理と買い替えを進めます。 メーカーへ症状を伝えて修理の目安を聞き、購入店には最短の設置日を確認してください。冷蔵・冷凍が必要な食品の一時保管も先に手配します。異臭や煙などの異常がある場合は取扱説明書の安全指示に従い、使用を止めてメーカーへ相談しましょう。